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FIBA Women’s Olympic Qualifying Tournaments 2024帯同報告

私は公益財団法人日本バスケットボール協会スポーツ医学委員会のメンバーとして日頃から様々なカテゴリーの選手サポートに携わっております。今回、ハンガリー・ショプロンで開催されたFIBA Women’s Olympic Qualifying Tournaments 2024に女子日本代表チームドクターとして帯同しましたのでご報告致します。

選手だけでなくスタッフに生じる外傷・障害・疾病などの種々の問題に対して、アスレティックトレーナーやS/Cコーチ、さらにはマネージャーの方々と連携して対応致しました。現地メディカルスタッフはハンガリー語への通訳を要しましたが、チームドクター同士やFIBAドクターとのクローズドなWhatsApp®アプリでのグループコミュニケーションでは英語で対応することで特に不自由なく、また幸い救急搬送を要す事案もありませんでした。

日頃から意識はしておりましたが、ドクターの立場として検査などがなくても診療の質を保つこと、選手がベストパフォーマンスを出すためにチームの一員として自分に出来得るあらゆるサポートを行うこと、そしてそれらを実践するために信頼関係を築きチーム一丸となること、の重要性を改めて実感することができました。

また、ハンガリー戦での敗北という現実を受け止め前に向かって歩む覚悟や強さ、自分達の強みを最大限に発揮し更に進化し続け結果を出す強さ、そして何よりもチーム全員で試合を楽しむ選手たちの姿を間近で見て、改めてアスリートやスポーツの持つ力の大きさを感じ、自分自身更に成長することができました。

このような機会を与えてくださった研究室の皆様、そして家族に感謝しつつ、今後も選手のために出来るサポートをしていきたいと思います。

文章:小松孝行
写真:FIBA提供

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