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【更新】デフアスリートと話そう!-AI手話翻訳ツール体験会-(最終回)

毎回違うデフアスリートをお招きして開催しているAI手話翻訳ツール体験会がいよいよ最終回を迎えます。

2022年、世界中がコロナ禍に見舞われる中、私たちはブラジル2021デフリンピックでデフアスリートのサポートに尽力しました。しかし、クラスター感染が発生し、結果として日本代表団が途中棄権せざるを得ない状況となりました。この結果に対して非常に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、デフアスリートの皆さんのために何かできることをと考え、2023年10月から電気通信大学様、東京都様の協力を得て、皆様にお越しいただいたイベントを企画してきました。

これまで半年にわたって、計5回の手話翻訳ツール体験会およびデフアスリートとの交流会を開催し、多くの皆様にご参加いただいたことに、心から感謝申し上げます。おかげさまで、デフアスリートの皆様の少しでも役に立ちたいという思いからスタートした本イベントも、3月18日(月)が最終回となります。

最終回では、昨年のデフサッカーワールドカップで準優勝を果たしたデフサッカー日本代表から岡田選手と仲井選手、そして植松監督をゲストにお迎えします。さらに、シークレットゲストも参加予定です。

また、私の思いも込めて、デフスポーツ(デフリンピック)をきっかけに聴覚障害者が受診しやすい病院を東京2025デフリンピックのレガシーとして残せないか?と考えそれがインクルーシブ社会の一環となればという願いもあり、順天堂大学大学院医学研究科医学教育学教授の武田裕子先生をお招きして、アメリカの大学病院で行われている聴覚障害者に対する医療の取り組みについてお話いただきます。

武田裕子先生は、「やさしい日本語」と題したプロジェクトを進めておられます。 インクルーシブ社会の構築を目指す中で、現在、外国出身者やろう者が気軽に相談できる医療機関は限られており、不安を抱えたままの生活を余儀なくされている方々も多くいます。医療機関で「やさしい日本語」が普及することで、安全かつ安心な医療が提供されることを期待し、武田先生を中心にこのプロジェクトが進行しています(詳細は https://www.i-plainjapanese-tokyo.info/ をご覧ください)。

今回は、特にろう者の方々に焦点を当て、アメリカのロチェスター市で展開されているDeaf Strong Hospital(DSH:ろう者のストロング病院)をはじめ、米国訪問で得た知見をご紹介いただきます。このイベントを通じて、日本の病院も含めて、ろう者の方々が受診しやすい環境づくりに一役買えればと願っています。

武田先生には、「やさしい日本語」に関する話だけでなく、マイクロアグレッションなど、障害を持つ方々に対する私たちの傾向についても学ばせていただいたり非常にお世話になっております。。たいへん興味深いお話を聞けることと思いますので、私も楽しみにしています。

今まで通り、AI手話翻訳ツールが体験できるブースもご用意しています。

最終回は人数制限も設けず、楽しいイベントにできればと思っておりますので、お時間のある方はぜひご参加ください。お申し込みは以下のフォームからお願いいたします。

日時:2024年3月18日(月)

時間:19時開始。20時半終了。(18時よりAI手話翻訳ツールも体験できます)

場所:順天堂大学7号館 小川講堂

参加費:無料

ご参加を希望される方は、以下のフォームより参加登録をお願い申し上げます。

申込フォーム:https://forms.gle/PAxr46vKokjJxxEj8

*お申し込みを頂けますと、申込いただいた内容のメールが自動で届きます。もし届かない場合は、入力していただいたメールアドレスが間違っている可能性がございますため、再度お申込みいただけますと幸いです。

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