お知らせ

2022.12.06

研究アウトリーチ活動-足関節検診-

当研究室の塩田有規(准教授)がチームドクターを務めるラグビーチーム「東京サントリーサンゴリアス」にて、野津将時郎(PD)が選手の皆さんに「足関節検診」を実施しました。

野津PDは、「足関節捻挫後の足関節不安定性評価」を研究テーマとしており、研究で得た知見を基にした評価法を現場で活用できる仕組みづくりを課題に取り組んでおります。

足関節捻挫は、スポーツ現場で最も頻繁に発生するスポーツ外傷の一つです。また、捻挫後には足関節の不安定感を訴える選手が少なくありません。この足関節が不安定な状態(足関節不安定性)は、捻挫を繰り返し起こすリスクになるため、選手やメディカルスタッフの悩みの種となります。

今回は、塩田准教授が現場で対応している選手の皆さんの足関節不安定性を、筋電計とインソール型足圧分布計測器を用いて、客観的に評価し、それらを視覚化することで、足関節の状態をフィードバックしました。選手自身の感覚と客観的な評価をもとにした情報をすり合わせて、自身の状態を確認することは、ケガを予防するための大切なステップとなります。選手だけでなく、チーム専属理学療法士やアスレティックトレーナーの方々にも興味を持っていただきました。

当研究室では、研究を研究で終わらせることなく、社会実装に向けた研究活動を目指しております。もし、ご興味がある方は、お問い合わせフォームまでご連絡・ご質問をいただけますと幸いです。

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